寝台列車は夜走るのでほとんど外の景色は見られません。時々乗務員?がその時に必要な物を売りに来るので不用意に寝台列車に乗ってしまっても問題有りません。夜、懐中電灯を売りに来たときに莫高窟探索用に買っておけば良かったと思いましたが、一度しか来なくて断るともう来ないので買えなかったです。
武威や張掖などの駅で様子でも見ておけば良かったと思いましたが、途中の駅は知らない駅ばかり。列車は各駅停車なのか良く止まってました。線路は複線でした。
日の出は6:30でした。この時点ではまだ雲があります。
遠くに万年雪をかぶった祁連(きれん)山脈が見えます。祁は簡体字かと思いましたが日本の漢字辞典にも載っています。きれんが読めれば甘粛省通?ピンインはqi2。祁连山脉がこんなにはっきり見えるのは天候に恵まれていたのかも知れません。祁連山脈はこちらで言うと谷川岳の雰囲気。
時々緑がありますが、多くはこんな砂漠です。
客車内も明るくなりました。朝は歯ブラシなんかを売りに来ます。酒泉駅ではかなりの人が下ります。
酒泉の次が嘉峪关駅です。今日は酒泉観光なのに嘉峪关まで行って戻るのは不思議に思いましたが、ホテルが嘉峪关なので、一度ホテルへ寄って部屋が使えればシャワーを浴びるということだったんですね。きめ細かい配慮です。
嘉峪関市は20年くらいで新しく作られた街で、通り沿いは綺麗です。ここはバスターミナル。嘉峪关汽车站。
大きな鉄鋼工場(酒泉鉄鋼公司:酒鋼)を中心に街を建設したそうで、住民はハルビンなど東北地方からの人が多いとのこと。
交通賓館あたりが賑やかです。バスの運転手さんがホテルの場所がわからず市内をぐるぐる回ってしまいました。実はホテルは交通賓館の裏で確かに入り口がわかり難い。
日本からの日食観測チームはほとんどこの嘉峪関林苑大酒店です。朝、部屋に入れるかどうかは交渉次第ということでしたが、入ることができました。
このホテルは服务员が特に多かったです。特に手伝ってくれるわけでもなく案内だけなんでしょうか。エレベータが1台故障しているようで、なかなか来なかったです。
ホテルの部屋から見た裏手はこんな感じで廃墟に見えたところに人が住んでいました。新らしい街のはずなのになぜこんな建物が?建設初期のものでしょうか。建設途中で無くて良かったと思いました。何も無いところに街を作るのは中国は得意だと思いました。